あたま日記

小学生の落書き帳みたいな気持ちです。

SEVENTEENアイス、電車内

食べてましたねカップルが。
分け合いながら、食べてました。電車で。


カップル、好きですね。
かわいいし、なんか幸福っぽくて。
絶対自分にない他者との関係性の有様を
呈していて本当に好き。ありがとう。
幸せであれよ。



〜間〜


でもSEVENTEENアイスをさ、
電車内で分け合っちゃうのはさ、
なんかちょっともう、耐えられないよ。


成人女性が成人男性にSEVENTEENのアイス
(たぶんキャラメルバニラのやつ)を
はいどーぞして、
成人男性が成人女性からSEVENTEENのアイス
(ぜったいキャラメルだよね)を
ありがとーって言って食べてる。


リーマン、熱気、キツすぎるエアコン、
コンビニの袋がカシャカシャ鳴る音、
乗車率がそこそこのJRの電車、
そこに突如として現れたSEVENTEENカップル。

無理だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




〜間〜



親戚と会うとしんどい。


数年前、
東大を首席で出ためちゃくちゃな従兄
可愛い嫁を連れてきていた。

一年前、
めちゃくちゃ可愛い嫁とめちゃくちゃ従兄
赤ちゃんを抱っこして笑っていた。


それに近しい気持ちになってしまう。
SEVENTEENアイスカップルを見てると。


絶対私の片手の小指にもかすらない
幸福の形を、目の前でちらつかされて
平穏な気持ちでいられるわけがない。
いられたら多分病気。
心療内科に連れてってほしい。
赤い薬と銀色の薬を大量に処方されたい。


マンションの灯りを見ていても同じ気持ちになる。

あーあの一部屋、一部屋には
在り来りで普通の生活があって、
その生活を享受できる幸福すら
知らない人達が本当に幸福の形をしている。
あの灯りは真っ当な幸福の形。



幸福のしっぽという曲がある。
その曲を聴くと、
掴みそこねているかもしれないな〜
という健気な希望を得ることができる。



もしかしたら私、まだ大丈夫かも。
つかみ損ねてるだけかも。
そういう1時の気の迷いを繋いでここまで
延命してきたような気がする。




〜間〜




そしてその健気な希望も、
SEVENTEENアイスカップルが目の前の
リーマンに絡まれ、
馴れ初めを楽しそうに話すことで
ぜんぶ無くなっちゃった。


SEVENTEENカップルも、
SEVENTEENリーマンも、
幸せであれよ。

そしてどうか私の前に
現れないでくれよ。


しっぽ振って現れたって
一生涯触れられないんだからお前は。