あたま日記

小学生の落書き帳みたいな気持ちです。

明日の予定を数えなさい

仕事をした。新しい職場に早半年。

患者さんのお話を聞きながら、お医者さんのお話を聴きながら、ポチポチとぽいぽいとカルテを入力する仕事。患者さんにバカデカい声で案内する仕事。職場の人にエヘヘ〜と言う仕事。たまに褒められたりする。たまにウギーッとなったりする。

めきめきと健康になっていると思う。

 

久しぶりに会った大学時代の友達に「言い方は悪いかもしれないけど、安定しているよね」と言われた。何が悪いことを、と思ったが、真っ当に考えたらたしかに悪いのかもしれない。実際に''悪い生活''からの脱却を如実に感じている。 

 

朝起きて、働き、お昼ご飯を食べ、吐かず、夕方働き、夜になれば帰宅する。学校とか、職場とか、決まったルーティンに組み込まれている状態はかなり危ういがかなり助かるぜ!と思った。悪い生活とはこの真逆の生活でした。夜嗚咽、朝絶叫、食べ物は食べず、食べても吐き、昼夜問わずに飲酒OD、精神科の床のシミ。

 

ただ、今までの学生生活/児童生活を振り返るにあたり、これはどこかで破綻するのではなかろうか?という不安がある。続くんだろうか、親や、インスタで見る友達や、他の社会の人たちみたいに、40歳になっても60歳になっても、やってけんだろうか?わかんねーけどやりてー

 

ともかく今、かなり、おおかた、健康!

とんびちゃん看取るまで絶対死にたくないぜ!って思う。その後は知らない。その後は死ねばいいんじゃないかなと最近思う。

寛解の時期がいちばん辛いと言うが、正にそうだと感じる。

 

転職前、一時的に精神科にかかった。

頑なに拒まれていたSSRI系の薬で精神状態が一気に好転した。ただしこれが薬効であり、必ずしも自身のパワーオンリーではないことは把握していた。ひとまず跳び箱を飛ぶ前の、飛板(バネ付きの補助)?を用意された状態だった。

 

しかし効果は凄まじく、あれよあれよと健康に、あれよあれよと正社員。今では立派な社会人。

 

わたしが狂ってドブに捨て続けた時間の間に、同級生は皆大学を卒業し、就職し、結婚までしている者もいたりして、素晴らしい人たちと思いながら、わたしもようやく素晴らしい欠片を手に入れたのだと思った。しかしこれが一体、辛く苦しい道のりだった。

 

今の今まで放置していた、子供の自分の部屋を守りたくなってきた。汚いけど大切な自分を優しく守ってやろうと思うようになってしまった。諦めたくなくなって、でももうそういうのはな〜、と思いながら、嫌なことを言われたりされたりすると凄く嫌なきもちになってしまう。

 

反動なんだろうか。反動だろうがなんだろうが、ムカつくんだよー!こんな自分によー!と思う。かつて大事にしなくて良かったから滞りなく進み、滞りなく進んでいたらドブの中にドンドン沈んで行った自分がいた。いま、自分を大切にしたいという思いが暴走する、正社員化け物の誕生である。  

 

絶対的な暴力が欲しい。絶対的な支配が欲しい。そういうのがあれば諦められたのに、中途半端にみんなの端くれみたくなりかけていて、「言い方は悪いけど安定」してしまって、正しい守り方も正しい大切の仕方も分からない。人間赤ちゃんだ。それで最近は、自分を大切にしたくて、嫌なこと言われたら過剰な反応をしてしまって、人を傷つけたり、面倒をかけたりしている。暴走暴力家庭は素晴らしいものに思える。私が嫌って言ったら、殴って欲しい。

 

 

最近友達が死んだ。また。

何なんだ。バカがよ。なぜ。意味がわかんないよー。やり切ったな。偉かったね。置いてかないでー。あの時のお話の続きは?泊まろうよまた。ベットカバー買いに行こうよ。傷の手当ありがとう。色々思う。

私は死んでない。まだ死んでない。

ガハハ、これだけで丸儲けというなら本当に早く死なせて欲しい。

 

寛解の時期がいちばん辛いというが、もしこれが寛解ではなく一時的な躁だとしたら恐ろしい。寛解でも怖い。精神科には通っていない。1ヶ月低用量のSSRIで良くなったと思った。薬のせいか?それとも俺のせいなのか?私が私である以上、越えられない柵がある。柵の向こうに緑緑しい皆様の綺麗なお庭がある。

 

友達は最後どう思っていたのかそんなことは全く分からないが、やり遂げた人の死に対して尊敬の念を持っている。そのうえで寂しいし辛いし悲しい。それとは全く別のところで、私は私の死を大切にしたい。

 

その為に、とんびを健康に育て切り、愛しきり、仕事をし、ぐうぐう眠り、たまに吐いたり眠れなかったりしながら、なんとかやらないとという強迫観念と追いかけっこをし続けよう。私はそう思う化け物だった。

 

明日は休日出勤なのでそれを生き抜く為の楽しみに眠ろうと思う。ポルナレフ(ジョジョの奇妙な冒険のキャラクター、とてもかっこいい)より辛い思いはしないだろうしな。