あたま日記

小学生の落書き帳みたいな気持ちです。

おふねコギコギEveryday

言い難い不安の海を漂う夜中の船に
風が吹いたらそれは朝。


毎朝毎夜繰り返し続いていく。

その毎日でただの暮らしを続けることが
例えどんな日々でも大切だ。


ただの日常を出来るだけでいいから継続すること。


料理や、着替えや、メガネ拭きに至るまで、
全ての生活は祈りでした。
歌は祈りでした。コップ1杯のお茶は祈りでした。
ライターは祈りでした。言葉は祈りでした。

少しでも何か、漠然と良くなりますように。
生き続けていくことで何かが良くなりますように。

愛すべき全てに健やかで朗らかな日々が
ありますように。

私にもきっと、あなたにもきっと。



〜間〜


心がざわつく。
不安で仕方がない。

大きな希望の前にあるのは、もっと大きく
正体のない不安だ。

それでも料理をする。
それでも食事をする。
それでも歯を磨く。
それでも寝て起きて、
夜になって朝になって、また夜になる。

続けていくことに意味がある。

今しかないし、未来は見えない。
昨日のことは過ぎ去った雨で、
明日のことは雨粒のぼやけた視界。

だったら今を見つめる他、
ざわざわする心を慰めることも、
駆り立てることも出来ない。


ずっと自分の中で繰り返し増長させている
不安は、今の生活を有耶無耶にして、
めちゃくちゃにして、引っ掻き回して、
冷たいコンクリに私が潰れ落ちることを
今か今かと舌なめずりしている。


そんなものに今更囚われてたまるか。


だから
掃除をする。
顔を洗う。
靴を履く。


たとえ前向きではないにしろ、進むだけ。
たとえ前進でなくても、日々は進んでいくだけ。

後ろ向きで後退していれば結局前に歩くことに
なるんだし、絶えなば絶えね、この命
こんなところでおしまいにさせてたまるか。



〜間〜


言い難い不安の海を漂う夜中の船に、
風が吹いたらそれは朝。

今日も無事起きたし、今日は朝ごはんを
食べました。良かったね。続いた。